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新生(高校入学生)

修道で得た力、修道から得た人生

修道では高校から入学した生徒を「新生」と呼びます。
修道で学び、そして得た人生について、
社会で活躍中の新生に聞きました。

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  • 国立大学法人 広島大学
    大学院医歯薬保健学研究科
    分子病理学研究室 医師

    石川 洸さん

  • <聞き手>
    修道中学校・修道高等学校
    化学科教諭

    山光 徹

大学病院で臨床と研究に従事

山光
広島大学病院で医師として、また研究者として頑張っているようだね。
石川
はい、専門は分子病理学です。分子病理学とは、生体内の分子の異常が病気を引き起こすという見地に立って病気の原因やメカニズムを探究する学問で、現在はオルガノイドを用いて消化管系の癌を研究しています。オルガノイドとは、組織の細胞を人為的な環境で三次元的に培養して再現した臓器のことで、癌細胞から培養すると癌になった臓器が、正常細胞から培養すると正常な臓器が再現されるのです。オルガノイドの分子の状態を調べ、癌の予後(今後の病状についての医学的な見通し)を予測するための研究を行っています。
山光
私は石川君が上級だった時の担任でよく覚えているけれど、高校時代も理科は得意教科だったね。
石川
理科は中学の頃から好きで、今の仕事にもつながっていると思います。先生、僕が医学部を目指したいと伝えた時、医学の歴史を勉強するようにおっしゃったことを覚えていますか?
山光
ああ、そうだったね。私が大学で化学を専攻していた時、SF作家としても知られる化学者、アイザック・アシモフの『化学の歴史』を読んだことで、化学という学問の流れがよく理解できたんだ。だから化学に限らず学問をする時には、現在の学問体系に至るまでの歴史がわかる本を読んでおくと役立つだろうと思ってね。
石川
専門にしている分子病理学でも、学問の変遷を知ることで流れをつかみ、次の展開を予測しながら研究しています。その地盤を山光先生が作ってくださったと感謝しています。

高校受験で再挑戦し、念願の修道へ

山光
将来、医師になることを見すえて、修道への入学を志望したのかな。
石川
ええ。父が歯科医なのですが、口腔に留まらず、人体をもっと広いところから見てみたいと小学生の頃に考えたことから医師を志すようになりました。しかし、中学受験では修道への入学が叶わず、新生として修道を目指したんです。
山光
中学時代も修道への志望は変わらなかった?
石川
修道中学校に進学した友人の話を聞いていると、これが実に楽しそうで…。スキー合宿や林間学校など辛くても面白いと言うし、先生方が厳しくも温かく生徒を見守っている様子を感じられて、憧れていました。高校受験では県外の進学校にも合格したのですが、修道を選びました。入学式の日に校門をくぐった時は「ついに来たぞ!」と感動したものです。
山光
公立中学とは学習の進度差があるから、4年生の時は大変だったでしょう。
石川
数学は特に進度差が大きかったですね。一度だけですが、テストで赤点だったことがあって…(苦笑)。とにかく授業を消化し切ること、復習を徹底することを自分に課して乗り切りました。先生方にもずいぶん質問して、個別に教えていただきました。

修道から始まる人とのつながりが安心感に

山光
石川君は大変真面目で、学業にも学校行事にも積極的に取り組む優等生だったけど、修道で得たもので、今の自分に役立っていると思うものは何?
石川
学力は言うまでもありませんが、人とのつながりですね。さまざまな分野に進んだ修道時代の友人たちは、今でも自分の視野を広げてくれる存在ですし、県内のドクターは8人に1人が修道出身と言われているほど多いので、数人のドクターに会うと必ず誰かが「僕も修道なんじゃ」とおっしゃいます(笑)。また僕は茶道班で上田宗箇流の先生に、一生の素地になるようなしっかりした茶道を教えていただきました。今でも上田流和風堂での初釜をお手伝いするなど茶道を続けているのですが、お茶席で出会う実業界の方々にもやはり修道の先輩がいて気に留めてくださるなど、そういったネットワークがあることに安心感があります。
山光
修道には本当にいろいろなタイプの生徒がいるけど、お互いに受け入れて認め合う良さがある。そうした伝統は卒業しても生きていて、社会でさまざまな卒業生が力になってくれるのは心強いことだね。石川君は誠実に仕事をする立派な医師になるだろうと思っていましたが、期待通りだね。今後もぜひ医療の発展に貢献して、できれば修道から第一号のノーベル賞学者になるくらいの気持ちでやってもらいたいね。
石川
はい、社会に還元できる研究と病理診断を行える医師・研究者になれるよう精進します。修道は入試を突破しさえすれば、どんな人でも受け入れてくれる懐の広い学校。中学受験だけでなく、高校受験でもぜひ修道を目指してほしいですね。

修道高等学校の入試

修道高等学校の入試は「適性検査」という名称で、国語・英語・数学の3教科を各60分で実施します。募集人数は、年度によって多少の違いがありますが、概ね20名程度です。

毎年10月に、本校を会場として、オープンスクールを開催しています。

過去の入試で出題された問題の解説や班活動体験などが行われますので、新生を目指す人には、ぜひ参加してほしい行事です。

合格後に必要な学習

修道中学校は公立中学校よりも学習進度が速いため、合格後に進度の差を埋めるための学習が必要な教科がありますが、教科担当や学級担当の教員が個別にしっかりバックアップします。

  • 国 語

    ●現代文 中学校の学習内容を十分身につけていれば問題はありませんが、日本漢字能力検定試験準2級レベルの力を身につける必要があります。
    ●古文 百人一首、徒然草、古典文法のうち「用言」と「助動詞」
    ●漢文 基本的な訓読の決まり、漢文の句法

  • 数 学

    ●数学Ⅰ 数と式(1次不等式をはじめとする不等式、集合と命題)、2次関数、図形と計量(三角比、正弦定理と余弦定理)
    ●数学A 場合の数と確率、図形の性質(三角形の五心、円の性質、作図、空間図形)

  • 英 語

    ●文法 現在完了進行形、過去完了、関係代名詞what、関係副詞、知覚動詞、使役動詞、分詞構文、付帯状況with、仮定法過去
    ●語彙 「速読英単語・入門編(Z会)」レベルの語彙力

  • 理科・社会

    中学校の学習内容を十分に身につけていれば、本校の学習に問題なく対応できます。

新生を志す君たちへ

北村 健人さん
  • 北村 健人さん

    5年/陸上班/広島市立楠那中学校出身

    私が新生を志した理由は、修道の自由な校風の下で文武両道を目指したいと思ったからです。また中学生の頃から、陸上競技の大会などで修道に通う同級生や先輩を知っており、「こんなかっこいい人たちと共に学校生活を過ごしたい!」という思いを強く持っていました。入学当初は男子ばかりの環境に戸惑い、何より学習の進度差に苦しさを感じることもありました。しかし何でも気軽に教えてくれる友人や先生方の授業に集中することで、学校生活に対するそういった不安はなくなっていきました。今では目標とする文武両道を達成すべく勉強と、インターハイ出場を目指して班活動に励んでいます。  受験生の皆さん、ぜひ思い切って修道にトライしてみてください。修道に入学後は新生だからといって学習塾に通う必要も決してありません。しっかり授業に集中して取り組めば恐れることはありません。生徒が掲げる目標に対して、修道は必ずサポートしてくれます。私たちと共に充実した高校生活を過ごしましょう。