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2017年1月24日

修道中学校 入学試験結果概要

◆受験者数・合格者数(過去5年間)

 

2017年度

2016年度

2015年度

2014年度

2013年度

募集定員

276名

276名

276名

276名

276名

志願者数

1056名

983名

1001名

1053名

1018名

受験者数

1034名

946名

959名

1013名

991名

合格者数

543名

532名

531名

532名

506名

補  欠

111名

109名

110名

110名

123名

※「補欠」については、3段階に分けた順位をお知らせしています。

◆テスト教科・時間・配点・受験者平均点・合格最低点(総点)・合格者平均点(総点)(過去5年間)

教科

社会

国語

C.T.

理科

算数

総点

時間(分)

40

50

50

40

50

配   点

100

125

100

100

125

550

2017平均点

71.2

69.7

86.9

52.7

51.4

331.9

2016平均点

55.6

73.8

79.9

52.5

75.8

337.5

2015平均点

55.5

81.4

71.4

51.4

75.0

334.7

2014平均点

68.3

73.8

81.2

59.1

68.9

351.3

2013平均点

60.9

69.1

86.4

56.9

91.9

365.2

 

合格最低点(総点)

合格者平均点(総点)

2017年度

335点

370.3点

2016年度

335点

382.9点

2015年度

330点

380.3点

2014年度

356点

394.3点

2013年度

371点

413.4点

(合格発表段階の点数)

【2017年度入試に関して】

◆入試結果について

今年度の入試は、昨年と比べて社会とC.T.の平均点が上がり、算数と国語の平均点が下がりました。合格者平均点は昨年並みです。近年の傾向ですが、受験生全体の得点に幅が出ているようです

◆志願者数について

昨年より73名増の1056名の志願者がありました。地区別では、広島市内、とくに団地開発や再開発が進んでいる地域からの志願者が増えていますが、北部からの志願者は減少傾向にあります。岡山県や鹿児島県など遠方から40名近い出願がありました。

◆合格者数について

合格者は543名で、ほぼ昨年どおりです。
このところ成績上位者の入学率が上がってきています。今後とも、一人でも多くの志願者に本校を選んでいただけるように努力していきたいと思っております。

◆補欠者数について

補欠者数は111名です。補欠者には成績により3段階に分けた順位をお知らせしています。今年度入試では、「補欠1位~36位段階」、「補欠43位~76位段階」、「補欠80位~106位段階」の3段階に分けています。
本校では、合格者からの入学予定者数が定員に満たない場合、補欠者を成績順に繰り上げ合格の候補者とし、その中で入学の意志がある方を合格としています。
補欠からの合格者数は年度によって変動があります。2016年度は29名が最終的に繰り上げ合格となっています。

◆講評(科目ごと)

*社会

・受験生の出来は?

得点すべきところで点数が取れており、まずまずの出来で、平均点も70点を越えました。

・問題の難易度・特徴は?

地理分野は、少し易しかったようです。歴史分野は知識を問う問題が少なく、新傾向の問題もあって、特に記述力が必要でした。公民分野は、標準的でした。

・採点上の気づき・受験生の解答の特徴は?

記述問題で問題文の意図を取り違えた人が多かったようです。問題文で何が問われているのかを明確につかんで、答えるようにしましょう。歴史分野の記述問題で時間を取られたのか、最後の公民分野まで手が回らなかった人も目立ちました。

・受験生への要望・合否のカギは?

根気よく基本に忠実な取り組みが必要です。新聞やニュースに触れ、現在の社会に対しても広く関心を持ってください。文章をわかりやすく書く練習もしましょう。

・問題解説

1 日本の各地域の自然や社会の特徴をつかんでいるかどうかを問いました。図表を読み取る力も身につける必要があります。

2 日本の中世から近代にかけて、歴史を深く理解しているかどうかを問いました。記述問題では、柔軟な思考力や記述力を必要とします。

3 現在の社会の変化をしっかりとらえているかどうかを問いました。新聞を読んだりニュースを見たり、現在の社会に興味・関心を持ってください。

*国語

・受験生の出来は?

平均点は69.7点でした。昨年度の平均点が73.8点でしたので、やや難化しました。

・問題の難易度・特徴は?

昨年度までは大問2つでしたが、今年度は大問3を設けて、大問1と大問2を関連づける記述問題を作成したので、例年より難しく感じた受験生が多かったと思います。

・採点上の気づき・受験生の解答の特徴は?

懸命に、また丁寧に解答している答案がたくさんあるので、採点をしていて嬉しく思います。一方、空欄が目立ったり、記述にずさんなところがある解答もちらほらあります。このような答案は点数が伸びません。

・受験生への要望・合否のカギは?

まず、漢字の力を高めるとよいと思います。それとともに、言葉の意味を地道に身につけていきましょう。小説の読解はまず場面を読むこと。評論の読解は明示されている主張を端的に捉えること。これらの基本を重視していきましょう。

・問題解説

1 この小説は、写真家の村岡がまったく「とりつく島もない」ように見えながら、実は「僕」にとって大切なことをアドバイスしている、また、父が「僕」の生き方を否定しているように見えながら、実は自分を乗り越えさせようとしているところが眼目です。

2 この評論は筆者の主張は、現代の「自分中心主義」の風潮にあっては少々異色ですので、受験生のみなさんはすぐに飲み込めない話だったかもしれません。筆者の主張は明示されていますので、それをそのまま受け止めれば難しい内容ではありません。

3 この問題は答えが一つとは限らない問題です。1の「僕」の「自分を貫こう」とする考えと、2の「想像力をもっていろんな他人の目を自分の中に取り入れていくと、大きな可能性が生まれる」という筆者の考えは、基本的に正反対であることを見抜かなければなりません。その上で、2の筆者の立場に立って、1の「僕」の「考え方や人との接し方」についてどのような意見を持つかを記述しなければならないというレベルの高い問題でした。

*C.T.

・受験生の出来は?

平均点は86.9点。過去5年間では2番目に高い値でした。聞く量は多めでしたが、丁寧に聞けば設問の難易度は高くなく、想定した通りに良い出来となりました。

・問題の難易度・特徴は?

7では、正解が一通りでない記述問題を出しました。読まれた文章中に、そこを抜き書きすれば正解となる部分もあるのですが、一度しか読まれないため、話の筋を追いながらでないと聞き取れなかったようです。筋を追いながら自分の中で内容を正確に理解し、その上で、その内容を自分の言葉で表現する力が必要でした。
6では、釣り銭の種類に関する問題を難しく感じた受験生が多かったようです。しかし、レシートに書かれた情報を論理的に考えれば、解答に到達するのはさほど難しいことではなかったと考えます。

・採点上の気づき・受験生の解答の特徴は?

3では、シとツ、ッ(小さいッ)とツの区別がつきにくい字がありました。
また、語だけを聞きとることを意識した受験生は、7の出題に戸惑ったと思われます。話の筋を聞き取って全体像を把握する力を求めた出題でした。

・受験生への要望・合否のカギは?

CTに向けて準備をするためには、日頃から正確に「聞き取る」ことに加えて、全体像を理解しようとする姿勢を身に付けることが大切です。単語をただ単に聞き取るということではなく、正確に理解しなければ本当の意味で聞いたことにはなりません。自分の言葉で表現することができて初めて、内容を理解していると言えるのです。
また、図形的な問題が得意になるためには、常に自分で図を書くという習慣をつけることが大切となります。その繰り返しで図形を「把握する」ことができるのです。

・問題解説

修道のC.T.は先生の話を聞くことを大切にしよう、という小学生のみなさんに向けたメッセージです。修道入学後も役に立つスキルを問います。

1 長目の文章を聞きながら、当てはまる言葉を選択する問題です。集中力を持続させて、丁寧に聞くことができれば間違えることは少ないと思われます。

2 図形的な理解力を問う問題です。重なった図形の上下を一つずつ丁寧に確認すれば容易です。

3 読み上げられる数と表を正しく対応させる問題です。正確に聞き取り、メモを取れれば容易です。完成した単語は、受験生にとってなじみのないものもあります。

4 注意書きの文章から、行動を把握する問題です。情報を正しく聞き取り、文章を理解していれば容易です。

5 図形に対し、俯瞰的な見方ができる力を問う問題です。日常的に、図形を頭の中で回転させたり、俯瞰的な見方をすることを心がけましょう。図形は見るだけでなく、実際に書いてみる練習もとても大切です。数学の学習に通じる部分があると思われます。

6 レシートから、時間とお金の流れを理解する問題です。支払いとお釣りの流れを論理的かつ正確に把握したいものです。

7 聞き取った文章を把握・解釈し、自分の言葉で要約する問題です。本来「聞く」ということは、単に「聞き取る」だけではなく、その内容を自分の中に正しく取り込むことが必要です。そういう意味で、日頃から「話全体の意図を正確に把握する」ということができるようにしたいものです。これが学習への第一歩となります。

*理科

・受験生の出来は?

基本問題も多く含まれていましたが、平均点52.7点ということで、想定していた平均点よりも少し低くなりました。できている人とそうでない人の差が大きかったようです。問題数が多かったため、文章の内容を理解しながら読み取る速さ、計算の速さによって差がついたようです。

・問題の難易度・特徴は?

1と3でグラフの問題が出題されましたが、1は教科書の内容が理解できていれば7割~8割以上得点できる問題でした。
3の問1~問4は教科書レベルの基本知識を問う問題でしたが、問5は会話文からグラフの意味を理解し、さらにそれをもとに計算を行うので、差がつく問題でした。
2は、基本知識に加え、地層の重なり方が立体的に理解できるかを問う問題でした。小学校で習ったことをもとに、その地層ができた原因を自由に考えてもらう問題もありましたが、全体としては標準的な難易度であったと思います。
4は、実験をきちんと理解できたかどうかが問われる問題でした。計算力も試される問題でしたので、差がつくとともに、他の問題に時間をとられた人には、時間的に厳しかったかもしれません。

・採点上の気づき・受験生の解答の特徴は?

解読できない文字が書かれていることが多々ありました。特に記号で答える場合は、判別できないと×にせざるを得ません。計算間違いも多かったようです。指示通りに書かれていない解答も目立ちました。

・受験生への要望・合否のカギは?

問題をしっかり読んで内容を十分に理解し、設問に従って的確に答える習慣をつけてください。また、単なる知識のつめこみや機械的なパターンを暗記する学習では、好結果は得られません。身近な自然現象に関心を持ち、身の回りの自然現象を学校で学習したことと結びつけて考えてみることも大切です。学校の実験にも真剣に取り組みましょう。

・問題解説

1 物理分野では、電熱線を流れる電流の大きさ(発熱)と電気回路について出題しました。教科書にある実験を正しく理解できているか、電気回路がどのように生活に応用されているかを問いました。

2 地学分野では、地層について出題しました。基礎知識が習得できているか、地層の重なり方を3次元的に認識できるか、また、小学校で習ったことをもとに、自然現象について自由な発想で考えてみることができるかを問いました。

3 生物分野では、光合成と呼吸について出題しました。基礎知識が習得できているか、文章の内容を正しく理解したうえで見たことがないようなグラフでも的確に読み取ることができるかを問いました。

4 化学分野では、溶解現象の理解、計算力を試す問題を出題しました。実験内容を的確に理解したうえで計算式を立てることができるかどうかを問いました。

*算数

・受験生の出来は?

今年度の平均点は51.4点(41.1%)で昨年度75.8点(60.1%)から大幅にダウンしました。
昨年度に比べ得点のばらつきは減り、平均点付近に多くの人数が集まりました。
100点以上の受験生は10名程度ありました。算数の力は十分あるので自信をもってください。
今年度は残念ながら満点の受験生はなく、最高点は110点でした。

・問題の難易度・特徴は?

例年に比べ、1の後半部分の問題で時間をかけすぎて、時間切れで最後の問題まで解き切れなかった受験生が多く見受けられました。
1(9)は、直角を挟む2辺が3㎝と4㎝の直角三角形の残りの辺が5㎝になることを方眼紙を使って説明させる新傾向の問題です。
2、3、4は、やや難しい問題です。特に4(2)(3)は、非常に出来が悪かったようです。最後までできなくても、どこまでできたかで大きく差がつきました。

・採点上の気づき・受験生の解答の特徴は?

1(9)は、未解答の受験生が多く見受けられました。発想力や説明力を身につけると、算数の力は格段に伸びます。
1(1)②は、問題文をよくみていないと思われるケアレスミスを犯して、答えを1/3としている受験生がいました。
解答のなかには、0なのか6なのか読み取りにくいものや、小数点の位置がはっきり読み取れないものがありました。

・受験生への要望・合否のカギは?

1(1)の計算問題を5問全問正解した受験生は多くはありません。計算力は算数の基本的な力です。速く正確な計算力を身につけてください。また、単純に計算するのではなく、式をよくみて工夫ができるようになりましょう。
1(9)の説明が出来ていない解答がありました。知識として知っていることがらも、きちんと説明ができないと、本当に理解しているとはいえません。
1の(6)までは、計算力を試す問題と中学入試で良く問われる頻出問題です。ここまでを正確にすばやく解いて、それ以降の問題にどれだけ時間をかけることができるかが合否の鍵です。
2、3、4の大問は、(1)は易しい問題にして、先へ進むにつれて難易度を上げているので、時間がかかる問題とそうでない問題を見極め、確実に加点していきましょう。

・問題解説

1 (5)は、三角形ABDを点Aのまわりに回転させると三角形ACEに重なります。(8)は、真ん中に黒石を置く場合と置かない場合に分けて数えるとよいでしょう。

2 立方体をくりぬいた後に残る立体を考察する問題です。くりぬいた後、上から1段ずつどうなっているかをじっくり考えればよいでしょう。

3 規則性を発見する問題です。ひとつ上の段に比べて次の段はどの色の紙が増えているかを調べると、3段分を1つのグループとして考えれば良いことに気づくことができます。

4 速さの問題です。修君と道雄君が出会った後に人が入れ替わるイメージでダイヤグラムを書くとよいでしょう。

以上